有料老人ホームには、大きくわけて介護付有料老人ホームと住宅型有料老人ホームの2つが存在していることはご存知でしょうか？

介護付き有料老人ホームは、「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設で、利用者にとって必要な介護サービスを提供しています。介護付きの施設には、さらに「介護専用型」と「混合型」があり、混合型の場合は自立した生活ができる利用者と共に生活をおくります。人員配置についても入居者3人に対し介護職員1人という介護保険法による基準が定められています。

住宅型有料老人ホームは、自立した生活が送れる方から軽度の要介護度の方を対象としている施設です。介護を行なうスタッフは常駐しておらず、入居中に介護が必要となった場合には、デイサービスや訪問介護サービスなどの外部事業所を利用することになります。基本的に、食事や家事などの生活支援サービスを提供する施設です。

また、数が少ないので知らない人も多い健康型有料老人ホームと呼ばれる施設もあります。介護の必要がなく、自立した生活ができる高齢者のためのサービスアパートメントと呼ぶにふさわしい施設です。健康型有料老人ホームでは介護サービスの提供を行わないので、要介護が上がると退去する必要があります。カラオケや図書室など、生活を楽しめるレクリエーションや設備を整えているのが特徴です。

有料老人ホームで働きたいと思った場合、こういった施設があることを知っておくことが大切です。
《参考：有料老人ホームで働こう》